社長メシ完全ガイド:社長のおごりで食事しながら就活できるアプリの始め方と内定につなげる使い方
「面接でいつも上手く自分を伝えられない」「どの会社が本当に自分に合うのかわからない」——そんな就活生に向けた、まったく新しいアプローチの就活アプリが社長メシだ。
株式会社ユナイテッドウィルが2018年にリリースした本アプリのコンセプトは「社長、ゴチになります!」。企業の社長が設定した食事会に就活生が応募してマッチングすると、社長のおごりで食事をしながら直接話ができる仕組みだ。学生ユーザー50,000人突破、OB訪問マッチング10,000件突破、参加者の5人に1人が内定を獲得という実績を持ち、従来の就活とは一線を画すサービスとして注目を集めている。
この記事では、社長メシの仕組みと体験の芯・特徴・始め方の最短手順・食事会をうまく活用するためのガイド・社会人版との違い・プライバシーと安全の注意点・Q&A・活用ルーティンまで、初めて使う就活生でも迷わず動けるように整理する。機能・開催情報は変更になる場合があるため、公式サイトの最新情報を必ず確認すること。
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目次
社長メシとは?
サービス概要/体験の芯
- サービス概要:株式会社ユナイテッドウィルが2018年にリリースした就活生と社長をつなぐマッチングアプリ。就活生は社長がセッティングした食事会に応募して参加できる。iOS・Android対応、学生版は無料で利用可能。
- 仕組みの全体像:①プロフィールを登録する→②気になる社長の食事会に応募(またはゴチリクエストを送る)→③マッチングが成立→④当日、社長のおごりで食事しながら話す→⑤採用・インターン・OB訪問につながる可能性がある。
- 体験の芯:一般的な就職活動では「BtoC=企業対就活生」だったものを、社長メシは「CtoC=社長対就活生」に変えた。スーツを着て会社説明会に参加するのとは違い、食事という場でフランクに本音を話し合える設計が、入社後のミスマッチを減らすことにつながっている。
- どんな社長が登録しているか:ベンチャーやスタートアップ企業の社長が多く、20代から40代と若めの年齢層がメインだ。東証上場企業の社長から大手子会社の社長まで幅広く在籍している。
特徴と魅力
1) 食事の場でフランクに社長と話せる
会社説明会や面接では、企業側が用意した情報を一方的に受け取る形になりやすい。社長メシは食事という場のリラックス感の中で、「なぜその事業をやっているのか」「会社はどこを目指しているのか」といった本質的な話を直接聞ける。人事担当者ではなくトップと話せる機会は通常の就活ではほぼ得られない体験だ。
2) 食事代は全額社長のおごり
参加した食事会の費用はすべて社長側が負担する。就活でお金を使いたくない学生にとって、タダで社長から話を聞けるうえに食事までできるという体験は、他のどの就活サービスにもない価値だ。
3) 1回の食事会が内定・インターンに直結することがある
参加者の5人に1人が内定を獲得している実績があり、1度の食事会から3人の長期インターン内定が出ることもある。面接という形式的なフィルターを通さず、人となりを直接伝えられるため、ビジョンや熱量が刺さったときの選考スピードが速い傾向がある。
4) 自分からゴチリクエストを送れる
社長からのオファーを待つだけでなく、気になる業界や興味のあるワードで絞って、こちらから社長へゴチリクエストを送ることも可能だ。受け身の就活から主体的な就活への切り替えができる点は、自分のペースで動きたい人にとって大きな強みになる。
5) 意識の高い就活生仲間とも出会える
食事会は複数の就活生が参加するグループ形式が基本のため、社長だけでなく同じテーブルの学生とのつながりも生まれやすい。起業家志望・学生団体で活動している人などの優秀な学生にも出会える場になっており、横のつながりが就活後のキャリアに影響するケースもある。
始め方(最短手順・初期設定・序盤のコツ)
最短手順(約10分)
- アプリをダウンロードする。App Store・Google Playから無料でインストール。
- Googleログインまたはメール登録でアカウントを作成する。2026年4月のアップデートでGoogleログインが追加され、登録がよりスムーズになった。
- オンラインガイダンスを受講する。アプリのオンラインガイダンスが開催されているため、まずはそちらの受講を忘れずに。ガイダンスを受けることで食事会への参加承認がスムーズになる場合がある。
- プロフィールを充実させる。自己PR・志望業界・将来やりたいこと・学生生活での活動などを具体的に入力する。プロフィールは社長が応募者を選ぶ際に見る一番重要な情報だ。
- 気になる食事会に応募する。食事会ごとに「こんな人におすすめ」といった紹介文が掲載されているため事前に要確認。自分の志向に合う社長の食事会を選んで応募する。
初参加前にやっておくべきこと
- 応募する社長の会社を事前に調べる:ホームページ・代表のSNS・ニュース記事を読んで「どんな事業をしているか」「どんなビジョンを持っているか」を把握してから参加する。調べてきた熱意は食事の場でそのまま伝わる。
- 聞きたいことを3つ決めておく:「なぜその事業をやっているのか」「会社で活躍している人はどんなタイプか」「入社後に最初に担当する仕事はどんな内容か」など、自分が本当に知りたいことを整理してから行く。
- 自己紹介を30秒で話せるようにしておく:名前・学校・専攻・就活で重視していること・この社長に会いたいと思った理由を30秒以内にまとめておく。最初の自己紹介が会話のリズムを決める。
活用ガイド(準備期/初参加期/継続活用期)
準備期:プロフィールを整えて食事会を選ぶ
目的と優先度
マッチング率を上げるためにプロフィールを整え、自分に合う食事会を見極める段階。ここに時間をかけるほど参加後の満足度が上がる。
やるべきこと
- 自己PRは「何をしてきたか」より「なぜそれをしたか」を書く:社長はロジックより人間性・価値観・熱量を見る傾向がある。表面的な実績よりも「自分がなぜそれに向き合ったか」という動機を正直に書いた方が刺さりやすい。
- 志望業界は絞りすぎない:社長メシは出会いの場であり、「この業界しか見ない」という固定観念を外してみることで予想外の発見がある。まず幅広く見てから絞る順番が、就活の解像度を上げる近道になる。
- 「新着イベント通知」をONにする:2026年4月のアップデートで追加された新着通知機能を使い、自分に合う食事会が公開されたタイミングで即応募できる状態を作っておく。人気の食事会はすぐに枠が埋まることがある。
やらなくていいこと
最初から「有名企業の社長だけに絞る」という選び方はもったいない。無名でも事業に魅力があったり、社長の人柄が面白かったりする会社に人生の転機が生まれることがある。知名度より「話してみたい」という感覚を優先する。
初参加期:食事会当日を最大限に活かす
目的と優先度
初参加の目的は「採用されること」ではなく「社長の話を聞いて自分の就活軸を磨くこと」だ。この順序を間違えると、緊張しすぎて本来の自分を出せなくなる。
当日の立ち回り
- 聞き手に徹しすぎず、自分の考えも話す:相槌を打つだけでなく、「自分はこう思う」「こんな経験があって〇〇と感じた」という形で自分の言葉を入れると会話が深まる。社長はリアクションだけの学生より、自分の考えを持っている学生に興味を持ちやすい。
- 他の就活生の話も聞く:同席している就活生の質問や考え方から学べることも多い。自分が思いつかなかった視点に気づいたり、後日つながれる仲間が見つかったりすることがある。
- お酒が出ても飲みすぎない:フジテレビ「ノンストップ」で社長メシの落とし穴として「緊張からお酒を飲みすぎて陽気になりすぎる」という点が紹介された。場の雰囲気に流されず自分のペースを保つ。
食事会後すぐやること
- 社長に御礼メッセージをアプリ内で送る。「話の中で印象に残った言葉」を具体的に書くと、社長の記憶にも残りやすい。
- メモを取っておく。「この社長が大事にしていること」「この会社で働くイメージ」を感じたまま書き留める。複数回参加すると記憶が混ざりやすいため、当日中に記録する習慣が重要だ。
継続活用期:複数の社長と会って軸を固める
目的と優先度
社長メシは1回で答えが出るサービスではない。複数の社長と話すことで「自分が何を大事にしたいか」「どんな環境で働きたいか」が自然に明確になっていく。
注力ポイント
- 異なる業界・規模の社長に意図的に会う:同じ業界ばかりでは比較できない。スタートアップ・老舗中小・地方企業など、意図的に違う環境の社長に会うことで「どういう組織文化が自分に合うか」の解像度が上がる。
- 「刺さった言葉」を就活の軸にする:複数の食事会を通じて自分が何度も引っかかるテーマ・価値観がある場合、それが就活の軸になる可能性が高い。エントリーシートや面接でもそのまま使える言語化のヒントになる。
- ゴチリクエストで積極的にアプローチする:食事会の開催を待つだけでなく、気になる社長に自分から連絡を取る習慣をつける。主体的に動く姿勢そのものが「この学生と話してみたい」という印象を与える。
社会人版「社長メシfor社会人」との違い
社長メシには学生版のほかに、社会人向けの転職・副業特化版「社長メシfor社会人」も提供されている。
- 対象:転職を検討している社会人・副業を探している人・起業相談をしたい人。
- 目的:転職先の決定・副業・業務委託の獲得・起業相談。登録社長2,000人を突破し、食事会参加者は10,000人を超えている。
- 学生版との違い:社長の食事会に参加するという仕組みは同じだが、社会人の職務経歴・スキル・転職の目的をプロフィールに入れる形になる。アピールの内容が「学生らしい熱量」から「即戦力として何ができるか」に変わる。
- さらに社長向けには:「社長メシfor社長」(β版)という経営者同士がつながるコミュニティアプリも存在する。
通知設計・プライバシー・自衛
通知
- ON推奨:新着イベント通知・食事会の応募承認通知・社長からのメッセージ通知。人気の食事会は早期に枠が埋まるため、通知をONにしておくことで取りこぼしを防げる。
- OFF推奨:マーケティング系の一斉プッシュ。必要な通知だけに絞る。
プライバシー・安全
- 食事会は原則グループ形式:社長メシは学生複数人と社長のグループでご飯に行くことが基本なので、一対一の密室状態になることはない。ただし、食事会ごとに形式が異なるため、応募前に「参加人数・形式」を確認しておく。
- 1on1形式の食事会は事前確認を:一部の食事会では参加人数が少ない・またはオンライン対応のみの場合がある。参加前にアプリ内のメッセージで形式を確認しておくと安心だ。
- 個人情報をアプリ外で渡す必要はない:電話番号・住所・SNSアカウントを食事会前に求められた場合は、慎重に対応する。アプリ内のやり取りで十分に参加調整はできる。
- 違和感のある対応があれば参加しない:事前のメッセージのやり取りで「なんか違うな」と感じたら、参加を取りやめる判断は正しい。就活生にキャンセルの権利は常にある。
料金の考え方(学生版は完全無料)
- 学生版のダウンロード・利用は完全無料。食事代も社長負担のため、就活生側の費用は交通費のみ(食事会の場所が遠い場合)。
- 社会人版も基本無料で利用できる(変更の可能性あり。最新情報は公式サイトで確認)。
- 課金要素はない。アプリの利用・応募・メッセージ送信はすべて無料の設計になっている。
よくあるQ&A
Q1. 大学名や学歴は関係ある?
A. 社長メシは学歴フィルターがない設計になっている。食事という場の性質上、「どんな大学か」より「どんな人間か」が伝わりやすい。学歴に自信がない人こそ、自分の言葉で直接勝負できるこのサービスが力を発揮する場合がある。
Q2. 就活解禁前でも使える?
A. 使える。社長メシはOB訪問・インターン探し・起業相談としても機能するため、就活本番前の情報収集ツールとして活用できる。早い段階から社長と話しておくことで就活軸が固まりやすくなる。
Q3. 「社長メシはやばい」という噂は本当?
A. 「社長メシはやばい」という噂は、似たサービスの「社長と晩ごはん」というアプリがSNSで「出会い系っぽくて危険」という意見があったためで、社長メシ自体への評価ではない。社長メシは学生複数人と社長のグループでご飯に行くことが基本なので、パパ活的な要素はない。
Q4. 地方在住でも使える?
A. 関西or関東在住のベンチャー企業志望の方に特に向いているサービスで、食事会の開催は関東・関西が中心だ。地方在住の場合は開催エリアの確認が必要になる。オンライン対応の食事会もあるため、遠方でも参加できる場合はある。
Q5. マッチングが成立しなかったら?
A. 気になる別の社長に応募し直すか、ゴチリクエストで自分から積極的にアプローチする。プロフィールの完成度が低いとマッチングが成立しにくい場合があるため、自己PRの見直しを先にする価値がある。
Q6. 内定につながる確率は?
A. 参加者の5人に1人が内定を獲得しているという数字はあるが、全員が内定を狙う必要はない。「社長の話を聞いて就活軸を磨く」「OB訪問代わりに使う」という目的でも十分な価値がある。
Q7. 社会人になってからも使える?
A. 「社長メシfor社会人」という転職・副業特化版がある。転職活動中・副業を探している・起業を検討しているという人に向いている設計になっている。
就活期間中の活用ルーティン
- 週1〜2回(10分):アプリを開いて新着の食事会をチェックする。気になる社長がいれば即応募。新着通知をONにして見逃しを防ぐ。
- 食事会の3日前(30分):参加する社長の会社・事業・代表の考え方をリサーチする。聞きたいことリストを3つ作り、30秒自己紹介の練習をしておく。
- 食事会当日・終了直後(5分):アプリ内で社長に御礼メッセージを送る。「印象に残った言葉」「気づいたこと」を一言メモする。
- 月1回(15分):参加した食事会を振り返り、「自分が気になった業界・価値観・人物像のパターン」を確認する。就活の軸の言語化に使う。
“社長メシの本質は、スーツを脱いで自分のままで話せる場を作ること。面接で上手く伝えられないなら、まず食事という場でリアルな自分を試してみることが就活の突破口になる。”
まとめ(価値の再確認と次の一歩)
社長メシは、就活を「デスクからテーブルへ」移した就活アプリだ。食事という場で直接社長と話せる体験は、会社説明会や面接では絶対に手に入らない情報と感覚を与えてくれる。完全無料・食事代は社長のおごりというコストゼロのハードルの低さも、試さない理由をなくしている。
活用するための鍵は4つ。
- プロフィールを「何をしてきたか」より「なぜそれをしたか」で書く、
- 食事会前に社長の会社を調べて聞きたいことを3つ決める、
- 採用より「話して自分の軸を磨く」ことを目的にする、
- 複数の社長と会って比較することで就活の解像度を上げる。
まずアプリをダウンロードしてオンラインガイダンスを受け、プロフィールを整えてから気になる食事会に1件応募してみる。その1回の食事が、就活の見え方を変える体験になるかもしれない。
