「転職サイトに登録したら、関係ない求人メールが山ほど届いて嫌になった」。ITエンジニアやデザイナーなら、一度はこんな経験があるはずだ。レバテックダイレクトは、その逆を狙ったスカウト型の転職アプリになっている。

運営はIT人材サービスの「レバテック」。プロフィールを登録しておくと、経験やスキルに興味を持った企業やエージェントからスカウトが届く。公式サイトによると、2026年1〜3月の実績で全スカウトの95%が面接・面談確約の「情熱スカウト」だという。書類選考を飛ばして話を始められるのが最大の売りだ。

この記事では、アプリの中身、登録から内定までの流れ、スカウトの見極め方、在職中にバレないための設定、そしてストアの低評価レビューから見える注意点まで、まとめて解説する。

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IT転職なら レバテックダイレクト エンジニアの転職アプリ
IT転職なら レバテックダイレクト エンジニアの転職アプリ
開発元:Leverages Co., Ltd.
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目次

  1. レバテックダイレクトとは?
    1. サービス概要
    2. 体験の芯は「待つ転職」
  2. 特徴と魅力
  3. 始め方(最短手順・初期設定)
  4. 活用ガイド(ステップ別)
  5. スカウトの見極め方とレバテック内の使い分け
  6. 新着求人・時期の回し方
  7. 通知設計・プライバシー・自衛
  8. 料金の考え方
  9. よくあるQ&A
  10. 1日の時短ルーティン
  11. まとめ

レバテックダイレクトとは?

サービス概要

レバテックダイレクトは、レバテック株式会社が運営するITエンジニア・デザイナー向けのスカウト型求人メディアだ。Web版は以前からあり、2024年1月11日にiOS版・Android版のアプリが配信された。

運営会社 レバテック株式会社(レバレジーズグループ)
対象 社会人経験のあるITエンジニア・デザイナー・PMなど
料金 求職者は全機能無料
対応OS iOS 16.0以降/Android
主な雇用形態 正社員求人が中心

求人サイトとエージェントの「間」にある

求人を自分で探して応募もできるし、企業からのスカウトを待つこともできる。ただし、キャリアアドバイザーが付いて書類添削や面接対策をしてくれるタイプではない。そこは同じレバテックの「レバテックキャリア」の役割になっている。

体験の芯は「待つ転職」

このアプリの中心は、プロフィールを整えて「スカウトを待つ」ことだ。自分から何十社も応募する必要はない。届いたスカウトの内容を見るだけでも、自分のスキルが市場でどう評価されているかの目安になる。今すぐ転職する気がない人でも登録できると公式FAQに明記されている。

特徴と魅力

1) 面接・面談確約のスカウトが中心

公式サイトでは、全スカウトの95%が面接・面談確約(2026年1〜3月実績)とされている。なおアプリストアの説明文は「約93%(2023年7〜9月実績)」のままで、集計時期によって数字が違う点は覚えておきたい。どちらにせよ、書類で落とされる前に会話のテーブルにつけるのは大きい。

2) IT職に特化した細かい求人検索

約60の職種、約90のスキルで絞り込める。プログラミング言語だけでなく、AWS・Docker・Figma・Unityといったツール単位でも探せる。「フルリモート可」「副業可」「フレックスあり」などのこだわり条件も用意されている。

3) 求人との相性を数字で見られる

レバテックの支援実績データを使った機械学習で、自分と求人の「マッチ度」を表示する機能がある。仕組みの細かい中身は公開されていないので、あくまで目安として使うのが無難だ。

4) 「気になる」ボタンで軽く意思表示

応募するほどではない求人に「気になる」を押すと、企業側にプロフィールを見てもらいやすくなる。スカウトの受信率が上がる仕組みと公式で説明されている。

5) 書類づくりの負担が軽い

2026年に入ってアプリの機能追加が続いている。4月に職務経歴書の作成機能、10月には職務経歴書や履歴書をアップロードするとプロフィールを自動生成する機能が加わった。1月にはLINE連携も追加されている。

6) チャット形式+返信テンプレート

企業とのやりとりはチャット形式で、書類送付や日程調整用のテンプレートが多数ある。移動中に面接日程を返す、といった使い方がしやすい。

始め方(最短手順・初期設定)

最短手順(10〜15分)

  1. App StoreかGoogle Playで「レバテックダイレクト」をインストール
  2. メールアドレス、またはGoogle/Appleアカウントで会員登録
  3. 職種・スキル・経歴をフォームに沿って入力(公式では簡易入力は約2分とされている)
  4. プロフィール公開設定で「ブロック企業」に今の勤務先を登録
  5. プッシュ通知をオンにする

使いこなしのコツ

プロフィールは「業務内容」を具体的に書く

公式サイトも「企業名や肩書よりも実際の業務内容を重視」と打ち出している。「Webアプリ開発」ではなく「Laravelで社内向け予約システムの設計〜運用を担当、5人チーム」のように、技術・規模・役割まで書くとスカウトの精度が上がると考えられる(推測)。

手元の職務経歴書があるなら自動生成を使う

既存の書類をアップロードすれば、たたき台が自動で作られる。ゼロから打ち込むより圧倒的に早い。生成後は誤りがないか必ず目で確認したい。

活用ガイド(ステップ別)

ステップ1:登録〜1週間(土台づくり)

目的と優先度

スカウトが届く状態をつくるのが最優先だ。プロフィールの充実度がそのまま受信数に響く。

やるべきこと

  • 経験スキル・希望年収・希望勤務地を埋める
  • 職務経歴書PDFを登録、または作成機能で作る
  • 気になる求人に「気になる」を5〜10件押しておく

やらなくていいこと

  • いきなり大量応募すること。まずはスカウトの傾向を見てからで遅くない

ステップ2:スカウト受信期(見極め)

目的と優先度

届いたスカウトを「会う価値があるか」で仕分ける時期だ。

やるべきこと

  • 送り主が「企業本体」か「エージェント」かを確認する
  • 文面に自分の経歴への具体的な言及があるかを見る
  • 興味がある求人は、応募前に「気になる」を押してから応募する

やらなくていいこと

  • 全部に返信すること。断りの返信もテンプレートで十分だ

ステップ3:選考〜内定期(スピード勝負)

目的と優先度

日程調整を早く返し、比較材料を手元に残すことが大事になる。

やるべきこと

  • テンプレートで当日中に日程を返す
  • 面接前に企業詳細ページ(取材記事)で開発環境や組織を確認する
  • 求人内容をスクショかメモで保存しておく

やらなくていいこと

  • 年収交渉を一人で抱え込むこと。不安ならレバテックキャリアなどエージェント型の併用を考えていい

スカウトの見極め方とレバテック内の使い分け

企業スカウトとエージェントスカウトは別物

このアプリには、企業から直接届くスカウトと、エージェント(人材紹介会社)から届くスカウトが混在する。エージェント経由だと、面談の日程調整を電話で求められることがある。ストアのレビューには、電話でのやりとりを「押し売り」と感じたという声もあった。電話が苦手なら、返信前に送り主を確認するのが自衛になる。

レバテック系サービスの使い分け

  • レバテックダイレクト:企業と直接やりとりするスカウト型
  • レバテックキャリア:アドバイザーに相談したい人向けのエージェント型
  • レバテックフリーランス:フリーランス案件を探す人向け
  • レバテックルーキー:新卒の学生向け

新着求人・時期の回し方

基本方針

ゲームのような期間限定イベントはない。ただ、求人は毎日更新されるので「新着」を定期的にのぞく習慣がそのまま成果につながる。キャンペーンの有無は時期によるため、公式サイトで都度確認してほしい。

3パターンの立ち回り

  • 情報収集だけしたい人:プロフィールを7割ほど埋めて放置。週1回スカウトを眺め、市場価値の定点観測に使う
  • 半年以内に転職したい人:プロフィールを完全に埋め、週2〜3回「気になる」を押して露出を増やす
  • 今すぐ動きたい人:スカウト待ちと並行して自分から応募。サポートが欲しければエージェント型も併用する

通知設計・プライバシー・自衛

通知

スカウトや面接のリマインドを逃さないために、通知はオンが基本だ。ただし勤務中にロック画面へ「スカウトが届きました」と出るのが気まずいなら、端末側の設定でロック画面のプレビューを非表示にしておくといい。

プライバシー・安全

公開される情報の範囲

公式FAQによると、応募前に企業へ見えるのは年齢・性別・資格・経験職種・スキル・希望勤務地などの一部だけだ。氏名・連絡先・住所を含む全情報が開示されるのは、応募したときか、個人情報の開示に同意したときになっている。

今の会社にバレない設定

「ブロック企業」に登録した企業は、あなたを検索したりプロフィールを見たりできなくなる。登録したらまず最初にやっておきたい設定だ。グループ会社や取引先も気になるなら、あわせて登録しておくと安心できる。

データの扱い

App Storeの表記では、IDや使用状況データが他社アプリやサイトをまたいだトラッキングに使われる場合があるとされている。気になる人はiPhoneの「Appからのトラッキング要求」を許可しない設定にしておくといい。

料金の考え方

求職者側は全機能が無料だ。お金を払っているのは採用する企業側で、企業はスカウト送信などに費用をかけている。つまり「無料だから怪しい」わけではなく、求人サイトとして一般的なビジネスモデルになっている。アプリ内に有料プランや課金アイテムは見当たらない(2026年10月時点の確認)。

よくあるQ&A

Q1. IT未経験でも使える?

公式FAQでは、正社員・契約社員・業務委託など社会人経験がある人が対象とされている。ただ、口コミでは実務経験が少ないとスカウトが届きにくいという声もある。IT実務経験ゼロなら、未経験向けのサービスと併用したほうが現実的だ。

Q2. 学生でも登録できる?

新卒の就活なら、同じレバテックの「レバテックルーキー」が案内されている。

Q3. 今の会社にバレない?

「ブロック企業」を設定すれば、その企業からは検索も閲覧もできなくなる。ただし完全にゼロリスクとは言い切れないので、ブロック設定は広めにしておくのがいい。

Q4. 電話がかかってくることはある?

エージェントからのスカウトに返信すると、電話で日程調整を求められるケースがあるようだ。企業との直接のやりとりはチャットが基本になっている。

Q5. 応募した求人の詳細が後から見られない?

2024年のレビューで、応募後に求人詳細へたどれないという指摘があった。運営は改善中と回答しているが、現在の仕様は確認できていない。応募前に「気になる」を押すか、スクショを残しておくのが確実だ。

Q6. アプリの評価はどう?

2026年10月時点で、App Storeは5点満点中4.0(77件)、Google Playは2.7(25件)と差がある。Google Playは件数が少なく、不具合や営業対応への不満が中心だった。2025年にはメッセージが開けない不具合も報告されたが、運営はバージョン2.1.8以降で解消したと回答している。動作がおかしいときはブラウザ版を使うよう公式も案内している。

Q7. スカウトを受けたら年収は上がる?

公式サイトでは「3人に2人が平均年収77万円アップ」(2025年10月〜2026年3月に同サービス経由で転職した人の実績)とされている。全員に当てはまる数字ではないので、あくまで傾向として受け止めたい。

1日の時短ルーティン(10〜15分)

  • 朝の通勤(3分):通知をチェックし、新着スカウトの送り主と一言目だけ確認
  • 昼休み(5分):気になるスカウトにテンプレートで返信、日程候補を送る
  • 夜(5分):新着求人を眺め、良さそうなものに「気になる」を押す
  • 週末(10分):プロフィールに今週の業務で増えた実績を1行追記

まとめ

レバテックダイレクトは、ITエンジニア・デザイナーが「書類で落とされずに会話を始める」ためのアプリだ。面接確約スカウトの割合の高さ、IT職に特化した検索、書類づくりの自動化と、忙しい人ほど恩恵が大きい作りになっている。

一方で、アドバイザーの手厚いサポートはなく、エージェント経由の連絡が合わない人もいる。アプリの使い勝手にも改善の余地は残っている。合わないと感じたら、エージェント型と組み合わせればいい。

まずは登録してブロック企業を設定し、プロフィールを埋めて1週間待ってみてほしい。届いたスカウトの中身が、今の自分の市場価値を教えてくれるはずだ。